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薬剤師国家試験の合格率

薬剤師になるためには、大学の薬学部を卒業した後、国家試験に合格する必要があります。
その薬剤師国家試験の合格率は、例年70%程度とされています。

元々薬学部でそれなりに勉強している人が試験を受けるため、当たり前といえば当たり前の数字なのですが、細かく見てみると、卒業大学や新卒か既卒かなど条件によって差があるのが実際のところです。

まず、国立大学と私立大学では合格率に差があります。
例えば、私立大学の場合は90%以上と非常に高い数字であるのに対し、国立大学の場合は30%、40%と私立大学に比べかなり合格率が低くなっているということがあります。

これは、国立大学は研究に力を入れる学生が多く、必ずしも国家試験合格を目指していないのに対し、私立大学は国家試験合格を一番の目標にしていることが多いためといわれています。
この背景には、多くの受験生を集めたい大学側の意図もあるようです。

実は、2003年に文部科学省の規制が緩和され、各地に薬学部が続々と新設されるようになりました。

例えば、2005年に新設された愛知学院大学の薬学部は、96.21%とほぼ全ての学生を合格させたことがありました。
同じく2005年に新設された崇城大学も94.96%という素晴らしい数字を出しました。

崇城大学は少人数制を敷いており、かなりきめ細かい指導をしているそうです。
その成果が発揮された結果となりました。

また、京都の老舗大学である同志社女子大学も、新しく作られた薬学部が90%以上の合格率を残し、女生徒からの人気を集めています。

このように、新たに作られた大学の薬学部は、軒並み高い合格率を残しています。
少子化が進み、学生の数が減りつつある現在、薬学部では薬剤師の国家試験の合格率をあげることが受験生集めに直結しているのが現状といえます。

現在、ドラックストアや調剤薬局などが増えることによって、薬剤師の需要は次第に高くなっています。

しかし、いずれは薬剤師が過剰になることも懸念されており、将来的にはどのような状況になるのかわかりません。
実は、薬学部を4年制から6年制にする動きがあり、すでに6年制に切り替えた大学もありますが、まだ6年制の大学からは薬剤師は排出されていない状況です。

薬剤師を取り巻く環境はこれからどんどん変わっていくことが予想されていますので、薬剤師の方、また、薬剤師を目指している方は、その時々の状況をしっかりと見極めておくことが大切といえます。

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