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薬剤師認定制度

近年どのような分野においても、細分化、専門化が進められています。
サービスを提供する側、される側双方にメリットがあるためです。

サービス提供側としては、役割を分担させることで一人ひとりの負う責任や負担を軽減させ、さらにはコスト削減にもつながるという目的がありますし、サービスを提供される側にとっては、選択肢が増えるとともに、より深い専門知識を有している人からのサービスを受けることで、その内容が充実するという長所があります。

そのため、仕事は複雑化し、同時に仕事をする上で難しくなってきてもいます。

薬剤師認定制度は、その流れに沿って2004年より開始された制度です。
特定の医療分野に関してより高度で緻密な知識や技術、経験を有している「スペシャリスト」を認定し、高度化していく医療に対応していくための制度となっています。

この薬剤師認定制度の発足によって、薬を扱うことのできる仕事はかなり細分化され、数多くのスペシャリストが誕生しました。

薬剤師認定制度がもたらすメリットは、他の分野と同様に、細分化されることでより専門的な知識を有した従事者が増えるということに尽きます。

薬というものはとても取り扱いが難しい物で、投与量や調合の割合を少しでも間違えば命に関わるケースも少なくありません。
高度化してきた医療において薬の調合も複雑化しており、それに対応するには、過去の知識、国内のみの知識では難しくなってきています。

それぞれの分野において、そういった最新医療の難易度についていける専門家を生み出し、複合的に配置することでより高度な医療が行えるという点において、大きなメリットとなっているのです。

これにより、一人の重病患者に対してかなりの人数の医療スタッフを割くケースは少なくありません。
この点もまたメリットであり、同時にデメリットでもあるのです。

医療現場が抱える問題点として、患者と医療スタッフの関係の希薄さが挙げられます。
昔は一人の患者に対して手厚く接していたのに、今は対応が機械的、事務的になり、冷たい印象を受けるという患者の意見は年々増えているという声も聞かれます。

薬剤師認定制度によって関わる人が増えてきている中、そうした傾向はさらに度合いを増す可能性もあり、今後はそういった問題点も解決していかなくてはならないでしょう。

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