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患者を心身ともにケアする退院調整看護師

退院調整看護師の一番の役割は、退院の支援です。
入院した患者が病院を出る際に適切なケアを行い、心身ともに充実した状態で日常生活に戻るために生まれた職業といえます。

退院調整看護師というと、退院する人を調整して入院患者の数をコントロールするという印象を受けがちですが、実際にはそういう仕事ではなく、あくまでも退院後のお世話をする看護師ということになります。

入院治療は、非常に心細い不安定な精神状況を生み出します。
それは、単に自分が重病であると自覚することにも起因しますが、それ以上に入院中、あるいは入院後の生活に不安を覚える点が大きな問題となっています。
入院する時には、かなりの時間的拘束があります。

仕事を持っている人は、入院することによって自分の立場が今後どうなってしまうのかという不安にかられます。
また、主婦の方であれば、子供の世話に大きな不安を抱えることになるでしょう。

もちろん、自分の身体への不安もあります。
特に、慢性疾患などの持病により退院後も定期的な通院が必要な場合は、入院生活が終わっても不安は拭えず、退院後の通院に対しても憂鬱に感じる人がほとんどでしょう。

退院調整看護師の主な仕事は、そういった不安を抱える入院患者が退院後に不安を抱えることなく日常生活へと戻れるようにケアすることです。

具体的には、患者とその家族に対して医療処置の手技を指導したり、内服に関する指導を行ったり、療養、栄養に関する指導をしたりと、退院後の生活をどのように送れば良いのかという点をしっかりと指導する仕事が挙げられます。

入院中に病院で行われる治療で完治すればそれが一番良いのですが、それが叶わない病気もたくさんあります。
病気そのものと精神的な部分の両面に対してケアを行う退院調整看護師の仕事は、非常に重要な意味を持ちます。

また、退院調整看護師は、怪我や病気で身体が自由に動かなくなった患者のリハビリテーションに関する指導も行います。
リハビリは継続こそが重要で、退院後にサボってしまうとせっかくの苦労が水の泡になってしまう恐れもあり、これも重要な役目となります。

この他にも、介護用品の用意やバリアフリーなどの自宅改修への助言、在宅における介護サービスを利用する準備等をサポートします。

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